モザンビークとか教育とか数学とか

地元役場退職→数学の教育支援のためモザンビークへ(JICA海外協力隊2019年度2次隊)

うーみーは広いーな(モザン78日目)

大きーいなー
この歌詞の続きは分からない。


というわけで、土曜日の休みに同じ地区の先輩隊員と海へ!
「シャイシャイは綺麗なプライア(ビーチ)があるよー」
と聞いていたけれど、シャイシャイに来て初のプライア。
海の街で育ったものとしては、海を見に行ける環境があるのは嬉しい限り。
シャパ(乗り合いバス)に乗ること15〜20分、10MT(≒20円)で到着。



ヤギさんがお出迎え


少しくだったところにあるこの教会の階段を降りると…



見えてきた!




さらに降りて行くと…




海ー!!!






砂の粒は少し大きい。


先輩が捕まえたカニ




そして、海を見ながらの2M(モザンのビール)ー!!

このお魚プレートは300MT(≒600円)
塩加減がビールによく合う。



海は見れたし、日本語めっちゃ喋れたし、ビールも美味しかったし、
すごく癒された。
また来よう〜!
次は泳ごう〜♪


٩(◦`꒳´◦)۶




(余談)
大家のネコちゃんが我が家のネズミを退治してくれました。
何か居間でじゃれてると思ったら、件のネズミがそこに。
なんとか二匹を外に出し安堵していたら、ネコちゃんがネズミを食べてました。
やっぱりネコってネズミ取るんだなーってか食べるんだなーと、ちょっとグロいからあんまりマジマジは見れなかったけど、チラチラ見てしまった。

というわけで、ネズミ問題一時解決!!!
もうネコちゃんじゃなくてネコ様。
でもあの姿を見てしまったから、ネコ様との距離は少し考えようと思った。

大家のネコ様。美しいかわいい。





モザンビーク 78日目
シャイシャイ 28日目
帰国まで 652日

Amiga(落ち込んだり回復したりの話)(モザン75日目)

amiga(アミーガ)はポルトガル語で「友達」という意味。
現地語シャンガナ語では「モンガーノ」っていうらしい(カタカナ表記で書くのむづい)。


最近の出来事について書きたいことがありすぎる(もう毎回)。
今回はひどく落ち込んだ話もあるから、もう全体的にグダグダ書くので最初に内容の要約を。


【要約】
・天気に左右されるモザン授業(環境的な問題)。
・ここで自分に出来ることはないとひどく落ち込む。
モザンビーク人のアミーガという言葉に救われる。
マズローの欲求5段階説を思い出す。

(画像元:https://www.jimpei.net/entry/maslow
・アミーガを増やそう。
・虫は好きではないよ。ネズミは出会いたくないよ。




【詳細】
2/4(火)-/7(金)
・4日から授業が始まるはずの授業計画だったけど、この週は結局授業らしい授業は行われず、6日と7日に各クラスで15分くらいCP(カウンターパート、主に一緒に仕事する人)と一緒に自己紹介したくらい。
・あとはCPや他の同僚と一緒に前の週から引き続き書類整理。



2/10(月)
・いよいよ授業が始まるかと思いきや、大雨のため授業なし。
・さすがモザン、雨で授業なくなるんかと軽く考える。
・しかし、よくよく聞いてみると「雨で家が浸水したり、水で道が塞がれるなどの理由で生徒の多くが来れないから」という理由で、この土地ならではの真面目な問題。
・私の通勤経路も地味に悲惨な状態。

・でも、来てる生徒もおって授業ないんはどうなんかなとも思いつつ。
・結局この日も先週から引き続き書類整理をする。

・ちなみに、この日の朝に天井の一部が落下する。

・ちょうど枕元で、寝てる時に落下したためあと少しズレてたら痛かったやつ。ビビる。



2/11(火)
・今日も大雨。道が川のよう。

・テレビでもシャイシャイの洪水のニュースが。

・引き続き書類整理しながら、CPに今日も授業ないのかなって聞いたら「今日は昨日より生徒来てるから30分くらい授業する」とのこと。
・というわけで初めての授業(私は見学)。

・ちなみに私の受け持つ9年生は1クラス約90人。8年生から12年生までいて全校生徒3,500人強。朝は7時から夜は22時40分までの朝昼夜の3部制。
・窓は鉄格子が付いてるけど、窓ガラスはほとんど付いておらず。教室は雨の音がうるさくて、こういう天気の日は授業がまともに出来ないから大変だとCPが嘆く。
・夜中に部屋でネズミを見てしまう。なかなか良いサイズ。ううううううう
・遭遇するのが嫌なランキング
5位:蚊や小さな虫類
4位:ゴキブリや少し大きめの虫
3位:ネズミ
2位:泥棒・窃盗(人体への被害無し)
1位:泥棒・窃盗(人体への被害有り)
・3位まできてしまった。
・1、2位は日本に帰るまで遭遇しないよう注意したいもの。



2/12(水)
・引き続き雨のためか身体とメンタルがだるいため、秘密兵器を投入。

日本食バンザイ(お吸い物めっっちゃ美味しかった。27袋あったから月1は食べても良い計算!)
・傘がなくカッパのみのため、カッパで登校する。
・それを見た女性の同僚が「カッパ良いね!ここにいる同僚みんなの分買って配ってよ!」と言われ笑って会話しつつ、イラッとする自分がいる(この時点で気持ちに余裕がない)。
・昨日と同様、CPと一緒にクラスに行き授業を見る。
・CPの授業は、いわゆる途上で問題としていわれている一方的な授業ではなく、ちゃんと生徒と対話している授業。
・てか、モザン人が書く字が筆記体で読みにくい。読めない。
・クラスや帰り道でアジア人いじりが遠くから聞こえる。
・CPの授業はちゃんとしてるし、私は上手くポル語話せないし、私が出来ることないんじゃないかと思う。
・帰り道ひどく落ち込み、歩きながら涙が止まらず。
・家に何もなかったのと誰かと話したかったのもあり、行き帰りによく挨拶する途中の野菜売りのおばちゃんの所に寄る。
・おばちゃんの「やあ、アミーガ!元気?」のセリフに『私にアミーガって言ってくれるの』と感激する(いつもは物売りの人のアミーガに割と嫌悪してる)。
・このまま家に帰っても気分が塞ぎそうと思い、途中のバラッカに立ち寄る。
・そのバラッカでビール飲みながら、教員学校で教えてる先生二人と仲良くなる。嬉しい。
・しかも、そこの教員学校にもJICAのボランティアが何人かいたことがあるらしく、一人の先生はちょこちょこ日本語を知ってる。嬉しい。
・家に帰ってから号泣する。
・天気も雨だったから落ち込みやすかったのと、気持ち的に色々溜まってたのとかが原因か。



2/13(木)
・朝、ドアを開けてたら大家さん家の猫が入ってきた。

・そして、私の足元にそっと手を置いてきた。

・かわいいいいいいいい。
・このままネズミもどっか行ってくれないかと願う。
・生徒と一緒に登校する。嬉しい。
・学校でアジア人いじりをしてきた子に「私は日本人でマイって名前なんだ。あなたは?」と会話してやめてもらう方向にしようと思う。
・それでも言ってくる子は『かわいそうな子だな』と心の中で思うことにする(今の心のキャパ内で出来る落としどころ)。
・てか、皮一枚剥がせば一緒なんにな(ちょっと骨格違うかな。でも、そんなに変わらんな)。
・帰宅後、再びネズミと遭遇。ネズミはダッシュしてどっかに行った。お互い出会いたくないよね。うん。
・帰宅中や帰宅後に自分の心境の状況や原因を考える。
・何かの役に立つことは幸福感に繋がるし、何の役にも立てないと感じると自分の存在意義に関わる。
・だから、何もすることがない・出来ないではないかと思ったことが、ひどく落ち込んだ原因。
・訓練所で習った気がするマズローの欲求5段階説を思い出す。

(画像元:https://www.jimpei.net/entry/maslow
・今は生理的欲求や安全の欲求が満たされてて、所属と愛の欲求を求めてる感じかな(必ずしも下から求めていくわけじゃないらしいけど)。
・まあ、授業が始まって3日目で何も出来ることがないと思うのも早すぎるので、今の私に出来る最善をしよう。
・死ぬわけじゃないと少し開き直りをする心も持ってみる。



2/14(金)
・登校中に話す生徒増えた。嬉しい。
・他の女性同僚に「授業見てるだけ?あなたが授業しないとCPが休めないじゃない」と言われ、CPが「まだポル語が出来ないから」とフォローを入れる。悶々。
・他の女性同僚に「研修でこの学校に来たの?」と訊かれる(これは厭味とかではなく、純粋にそう思って訊いてるやつ)。
・今日はモザンは恋人の日。日本では恋人だけじゃなく、最近は親しい友人や同僚にも感謝を表現するためにチョコを渡すよーとCPや同僚何人かにチョコ菓子をプレゼント。
・CPは喜んでくれた様子。放課後いつもより長くだべった。嬉しい。




【今後の方針】
Amigaを増やそう
・あまりこん詰めすぎないで生きよう(こん詰めすぎるとメンタルに良くない。メンタル悪くすると身体も悪くする。身体が資本。健康第一)。




モザンビーク:75日目
シャイシャイ:25日目
帰国まで:656日